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堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

考えれば考えるほど人のための行動を取れなくなるのはなぜ?

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 脳の活動は、日々の生活習慣などで活動する場所が変わり、そして活動する場所ほど大きく発達するといわれています。考える脳が大きくても、自分のことしか考えられなくなっているのであれば、宝の持ち腐れですよね。もし、自分が利己的だと自覚するなら、あまり損得を必要としないアクションを取ってみる。例えば、定期的にボランティア活動に参加すれば、脳の活動が偏らなくなっていくはずです。

「智に働けば角が立つ 情に棹させば流される 意地を通せば窮屈だ とかくに、人の世は住みにくい」とは、夏目漱石の「草枕」の冒頭です。

 “人の世は住みにくい”を“仕事は難しい”に変えても、さほど違和感がありません。仕事はチームプレーですよ。


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堀田秀吾著(日刊現代・講談社 900円)

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