このまま逝くかもしれない…山折哲雄さん肺炎を振り返る
あとは「食べ過ぎない」「飲み過ぎない」「人に会い過ぎない」を3原則にしています。私は“アルコール中毒”なので、人に会うとついお酒が進んでしまう。今は1日おきに1合だけ。死ぬまで健康でいないとあるがままを受け入れて身も心も軽やかに旅立てないですからね。
(聞き手=松永詠美子)
▽山折哲雄(やまおり・てつお) 1931年、米サンフランシスコ生まれ、岩手県育ち。日本の宗教学者。東北大学文学部助教授、国立歴史民俗博物館教授、白鳳女子短期大学学長、国際日本文化研究センター所長など、数々の役職を歴任し、現在に至る。著書は「死の民俗学」「仏教とは何か」「教えること、裏切られること」「法然と親鸞」「『ひとり』の哲学」など多数。近著に「米寿を過ぎて長い旅」がある。