高齢者の1割が脊柱菅狭窄症 手術すべきベストなタイミングは

公開日: 更新日:

 さらに、手術時は全身麻酔をかけるため、肺や心臓の機能が落ちていると受けられない。手術を決意したはいいが、その前の検査で手術が不可能になった……という人が、少数ではあるものの、いるのだ。

 では、手術を検討すべきタイミングは?

「脊柱管狭窄症の手術は『日常生活や趣味で何らかの支障を感じた時』が“受け時”です。しびれや痛みがそれほどひどくなくても、ゴルフや山登り、旅行を存分に楽しみたいから受ける、という人もいます」

 一方で、本人は手術を望んでいなくても、専門医として手術の検討を勧めるタイミングがある。「10~15分くらいで間欠性跛行が出る」「歩けなくて買い物が困難」「立ったままの作業を10分も続けられない」「足裏のしびれが出てきた(前述の馬尾型の可能性があるため)」「膀胱直腸障害が出てきた」「進行性の脱力が出てきた」に該当する時だ。

「『脱力』は、かかとを上げて左右交互に体重をかけられるか、かかとだけで左右交互にステップを踏めるか、で簡単なチェックができます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された