「下流クラスター」を収束させるにはやはり検査の拡充が必要

公開日: 更新日:

 飲食店、商業施設、スポーツ文化施設などは、しっかり感染防護されていれば、最近のクラスター発生データが示すように、その場での感染リスクは低いという。

新型コロナウイルスの感染力が強いのはたしかですが、個室や隔離された席での外食では感染しません。マスクをしていれば、屋外の散歩や街中での買い物も安全です。混雑した電車でも、換気の良い状態で対面1メートル、横隣50センチの間隔を確保した上で、マスクをして会話をしなければ、感染リスクはほとんどありません。こうした予防策が周知徹底され、会合会食が自粛されれば、商業施設や飲食店の休業、時短営業は緩和できます」

■有症者や濃厚接触者だけの検査では不十分

 同時に重要なのが、やはりPCRなどの検査の拡充だという。

 クラスターが発生した医療機関や高齢者施設では、最初の感染者が発覚した時点で、速やかにすべての患者と職員のPCR検査を行い、無症状の人を含む感染者を早期隔離して治療にあたる。そのうえで、施設内のゾーニングを徹底して感染収束させるのが理想的だ。第1波の頃から指摘されているように、まずはPCR検査が収束のスタートなのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した