心身不調の原因「梅雨疲労」をしっかり回復するための対策法

公開日: 更新日:

 今年は全国的に記録的な早さで梅雨入りを迎えた。雨が増えて高温多湿の日が続くことで疲労がたまり、心身の不調を訴える人が多くなる。しっかり対策して乗り切りたい。東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本修身氏に聞いた。

 梅雨の季節に疲労が蓄積しやすくなるのは、自律神経のバランスが崩れてしまうからだ。

 自律神経は、体温、血圧、呼吸、心拍数、消化吸収、睡眠、摂食など、ヒトが生命を維持するための働きをすべてコントロールしている。

 活動時や昼間に活発になる「交感神経」と、安静時や夜に活発になる「副交感神経」の2つの神経系統で成り立っていて、そのバランスが崩れると、心身にさまざまな不調が表れる。

「『疲労』は、脳にある自律神経の中枢が酷使されて大きな負荷がかかることで生じます。そのまま自律神経に負担がかかり続けると生命活動をきちんと維持できなくなってしまうため、脳は『疲労感』を自覚させ、過剰な活動を抑えて自律神経の負担を減らそうとするのです。梅雨は、自律神経のバランスが崩れたり酷使される場面が多く、疲労がたまりやすくなる季節といえます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇