関東の7割はデルタ株へ コロナ第5波までの死亡リスクはどう推移したか
まずは直近の数字だ。8月7~13日(発表ベース=以下同)の国内での新規陽性者数は10万1996人、入院者数は3万4695人(うち重症者数458人)、死者数は118人。単純に計算すると致死率は0.12%となる。
第1波のピークを2020年4月11日とすると、直前1週間の新規陽性者数3047人、入院者数2836人(同53人)、死者数25人で、単純致死率は0.82%。
第2波のピークを20年7月31日とすると、新規陽性者数6333人、入院者数2693人(同19人)、死者数14人で、単純致死率は0.22%。
第3波のピークを21年1月8日とすると、新規陽性者数3万812人、入院者数1万728人(同110人)、死者数397人で、単純致死率は1.29%。
第4波のピークを21年5月8日とすると、新規陽性者数3万4803人、入院者数6196人(同111人)、死者数472人で、単純致死率は1.36%。
つまり単純致死率はデルタ株が増えて逆に下がっている。ちなみに季節性のインフルエンザの致死率は0.2~0.5%とされる。