「本当に怖かった」…元女子バレー日本代表・大友愛さん 9月に“めまい”との闘い4時間
まるで大波にのまれているような激しい回転の中、何度も吐き、しまいには胃液しか出ない状態になりました。目をつぶるとさらに回るので目を開けたまま、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と自分に言い聞かせ、いつまで続くのかわからないめまいと闘いました。
めまいが少し治まったころには夕飯時になっていました。買い物にも行けなかったので、家にあったマカロニでグラタンを作り、夫には「そんなに具合が悪かったなら呼んでくれればよかったのに」と言われました。実際、子供部屋で勉強を教えているのはわかっていたし、呼べるものなら呼びたかったです。でも、その時はパニック状態で声も出ませんでした。
■フォロワーの後押しで病院を受診
少し落ち着いてから、SNSでめまい体験の一部始終を発信したら、後輩から「私も同じことがあり、立ち上がれなくて救急車を呼びました」と連絡がありました。そのほかにも、「私もなったことあります」といったメールをたくさんもらい、何十人ものフォロワーさんに「絶対に病院に行ってください」と勧められたんです。