著者のコラム一覧
安井謙二整形外科医

東京女子医大整形外科で年間3000人超の肩関節疾患の診療と、約1500件の肩関節手術を経験する。現在は山手クリニック(東京・下北沢)など、東京、埼玉、神奈川の複数の医療機関で肩診療を行う。

凍結肩のリハビリと内視鏡手術の中間の治療「非観血的関節受動術」とは

公開日: 更新日:

 日帰り治療ではありますが、首にブロック注射をしているため、施術後、安全確認をしてからの帰宅となります。具体的には、「首や胸など周囲の重要臓器に影響が出ていないか」「麻酔の効きが肩から手指までに広がっていないか(施術後すぐは腕がしびれブランとして動かないことがありそのまま帰宅するには心配)」などを確認します。また、施術は多少なりとも強引に動かすことになるので骨折する恐れもあり、その有無も確認します。

 眠らないですべての処置を行うため、首へのブロック注射や授動術の様子も丸見えですので、興味深い人もいれば、ショッキングに感じる人もいるかもしれません。心臓病などで血液をサラサラにする薬を飲んでいる場合、ブロック注射で出血などの心配がないか個別に検討を要します。

 また早期にリハビリを再開し広がった肩が再度固まらないようにします。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」