在宅社員の健康管理「バイタル測定サービス」ってなんだ?
では、どうして顔の撮影でバイタルデータの推定値が分かるのか。
「この測定には、カナダのNuraLogix社の特許技術を採用しています。私たちの周りの自然光は、顔の皮膚の下にあるヘモグロビンなどの成分に到達します。その成分から跳ね返ってきた反射光をスマホのセンサーが捉え、皮膚の下の血流量を特定し、その血流量の変動をAI(人工知能)が解析して各項目の推定値を算出しているのです」
ただし、撮影する人や撮影環境によって、推定値には多少のズレが生じる。また、本サービスは医療機器ではないので、医療目的の使用はできない。NTTデータのヘルスデータバンクは、国内の約3000社(団体)、約400万人の健康管理に利用されているという。