新型コロナワクチン4回目接種前に知っておきたい5つのこと
【Q2】なぜ感染が増えているのに重症は少ない?
【A2】オミクロン株は主に咽頭部に感染し、咳などでウイルスが発散されやすい一方で従来株に比べて肺の組織への広がりが少ない可能性が考えられています。
【Q3】とくに接種を検討すべきはどんな人?
【A3】①65歳以上②慢性呼吸器疾患③慢性腎臓病④糖尿病⑤高血圧⑥心血管疾患⑦肥満⑧生物学的製剤の使用⑨臓器移植後やその他の免疫不全⑩HIV感染症⑪喫煙歴⑫妊婦⑬悪性腫瘍--これらのリスク因子がある人です。その多くは毛細血管に問題がある人といえます。新型コロナの感染者の致死率を分析した結果、重症化のリスク要因が「ない」人(0.41%)に対して、「ある」人(2.28%)で5.6倍上昇したとの報告があります。
【Q4】副反応の頻度は?
【A4】2回目と3回目はほぼ同等なので、4回目も同様の副反応が予想されます。長期的にはまったくわかりません。イスラエル保健省の4回目データでは、ファイザー社とモデルナ社の2種類のワクチン全体で、局所の痛み78.8%、倦怠感33.2%、筋肉痛24.5%、頭痛21.5%、37.5度以上の発熱6.6%で、大きな影響はありませんでした。
【Q5】ワクチン効果を上げる生活習慣は?
【A5】体内時計に合った質の高い7時間の睡眠をとる人は、ワクチン効果が高いことが他のワクチンで報告されています。接種1週間前から心がけましょう。起床から1時間以内に朝食、3食を定期的にとる、定期的に適度な運動をするなど体調を整えることも大切です。
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ワクチンはメリットとデメリットを秤にかけ、副反応のリスクと接種当日の体調も検討したうえで、メリットが上回ると判断できたら打てばいい。自分の体のことだから、納得のいく選択をすることが大切です。