新型コロナワクチンの種類で心筋炎のリスクは異なる?
解析の結果、ワクチン接種後に心筋炎・心膜炎のわずかな増加が認められ、その発症率は18~25歳に対する2回目の接種で最も高いことが分かりました。10万人当たりの発症率は、ファイザー/ビオンテック社製のワクチンで1.71件、モデルナ社製のワクチンで2.17件と、統計学的に有意な差はないものの、モデルナ社製ワクチンで25%高い傾向にありました。
論文著者らは、心筋炎・心膜炎のリスクに関して「ファイザー/ビオンテック社製のワクチンとモデルナ社製のワクチンに統計的に有意な差を認めないものの、差が存在する可能性を否定すべきではない」と結論しています。