著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

アンチエイジングと老年症候群 食事と生活習慣で改善可能

公開日: 更新日:

 1990年代に、アメリカで「アンチエイジング(抗老化)」という、健康増進における新しい潮流が生まれました。

 高血圧動脈硬化糖尿病などが、「成人病」から「生活習慣病」に言い換えられた時代と一致しています。それらの病気が、好ましい食事や生活習慣を続けることで、かなり予防できることが分かってきたからです。

 老化も、生活習慣病のリスクが高い人のほうが、早い傾向にあることも分かってきました。だとすれば、栄養やライフスタイルに気を配れば、老化を遅らせることもできるはずです。それがアンチエイジングの発想です。

 最初のうちは、中高年女性の美容ばかりが強調されていましたが、今世紀に入ってから、徐々に健康長寿を目指した取り組みが増えてきました。フィットネスやダイエット、食事と栄養のバランス、ストレス解消法など、専門家や、そうでもないちょっと怪しげな人々が、老化に抗するためのさまざまな方法を提唱しています。さらに製薬業界や食品業界からの参入も多く、今では巨大なマーケットが形成されています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇