老親の「動こう」「楽しもう」という気持ちを尊重しサポートしよう
「祖母をディズニーランドに連れて行ってあげればよかった」
58歳の女性は、今でも悔いていると話します。
「祖母」は、30年ほど前に亡くなりました。93歳だったそうです。
祖父は早くに亡くなっており、祖母はその女性の実家もある広島県で、息子夫婦(女性の母親の兄夫婦)と住んでいました。
おいしいものが好きで、散歩が好き、デパートでの買い物が好き。近所に友人も多く、孫である女性は「話が楽しくて、魅力的な人。人生の大先輩としても憧れの存在」と言います。
女性は大学進学で上京。「卒業したら地元へ戻ってこい」という両親を説得し、東京の企業へ就職しました。
かねて、祖母から「ディズニーランドへ行きたい」と幾度となく聞いていたのですが、仕事が忙しくてままならず。少し余裕が出てきた時には、祖母は80代半ばでした。
今こそ有休を取っておばあちゃんとディズニーランドに行き、夜はホテルに一緒に泊まっておいしいものを食べよう。私がごちそうするよ--。そう連絡すると、女性の母親から電話が。