負担が少ない低侵襲治療を受けるなら裏にあるリスクを知っておく
そのうえで低侵襲治療を希望する場合、治療を受ける医療機関や担当医をどれだけ信頼できるかという観点から選択することが大切です。緊急性があるケースは別ですが、比較的余裕があるときは、治療の説明を聞いて少しでも不安な点や引っかかるところがあれば、それがクリアになるまで控えたほうがいいといえるでしょう。
私が患者さんにおすすめしているのは、入院して手術を受けましょう、治療しましょうとなったときに、病院のホームページに掲載されている実際の手術動画を確認することはもちろん、より具体的に手術に要した時間や完遂率を提示してあることをチェックする。そのうえで、病棟全体の雰囲気を確認したり、実際にそこで治療を受けている患者さんの具体的な声を聞いてみることです。それらを見聞きして自分が納得できれば、安心して治療を受けることができるでしょう。
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