最愛の娘を亡くし生きる気力や聞く欲求を失っていた女性が…
これは別の見方をすれば「こういうシーンで聞きたい」という気持ちの表れ。前向きなメッセージです。その都度、対処法や次回の調整の課題などを返信しました。
「感想を送る」という行為自体、ご本人にとって負担のはず。つらさを抱えながらも送ってくださることにありがたさを感じてやりとりを続けていました。それを重ねるうちに、徐々に、もっと家族と話したい、人と会話を楽しみたい、と少しずつ思えるようになってきたといいます。
そしてお試し期間を終え、補聴器を購入された際には、「始める前はこんな気持ちになれるとは思わなかった。もう一度人と話したいと思えるようにしてくれて本当にありがとう」とおっしゃってくれたのです。そのお顔は、胸にグッとくるものがありました。