ワクチンは基本年1回へ 夏にパンデミックが来ない前提でいいのか
従来ワクチンの入院予防効果については、英国のデータから1、2回目接種後15カ月以降で40.2%、3回目接種後12~14カ月で52.3%。従来型ワクチン接種による死亡予防効果は1、2回目接種後40週間以降で49.7%、3回目接種後40週間で56.9%、4回目接種後20週間以降で68.2%とした。
ハイブリッド免疫(新型コロナ感染およびワクチン接種の両方により得られた免疫)の有効性については、計26の研究評価から、1、2回目接種または最終感染後12カ月の入院または重症化予防効果は97.4%、再感染予防効果は41.8%。3回目接種または最終感染後6カ月の入院または重症化予防効果は95.3%、再感染予防効果は46.5%だった。
またオーストラリアと米国の研究として、ノババックス(武田)社ワクチン追加接種のオミクロン株BA.1、BA.4/5に対する有効性について、接種から約6カ月後の中和抗体価幾何平均値は祖先株、BA.1、BA.4/5に対してそれぞれ4367.0、674.9、1224.0だったとした。
■インフルエンザと同じ状況ではない