PIDの診断は4段階で行う。10の徴候に該当する場合、最初の段階で調べるのが、免疫に関係する白血球の状態など。血液検査なので、一般の臨床医でも調べられる。最終的にはPID専門施設の受診が必要となるが、数は少ないものの、各都道府県に施設がある。
日本免疫不全・自己炎症学会のホームページで紹介されている。
◆50歳でPIDを発症
幼少期から気管支炎、肺炎、中耳炎、へんとう炎、胃腸炎といった感染症を繰り返してきた50代の女性医師(本文中に登場)。PIDと分かったのは50歳の時。治療が始まると、これまでのようなひどい感染症を繰り返さなくなり、「第二の人生が始まった」と感じたという。