【男性不妊】世界中で精子の数が減少している…40年で60%減との報告も
精索静脈瘤の治療では、抗酸化剤の服用または手術。根治を目指すなら手術だ。精巣静脈を結紮(縛って結ぶ)・切断で逆流を防止する。
言うまでもなく、男性不妊のリスクを下げるには、「若さ」も重要。しかし過ぎ去った年月はどうしようもない。
カップルで子供を望んでおり、なかなか子供ができないようなら、一日でも早く専門外来を受診すべき。精液の中に精子が存在しないような場合も、精巣内精子採取術(TESE)といった、精子を採取する治療法もある。
■不妊の定義
不妊とは、日本産科婦人科学会によると「妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないもの」。
“一定期間”とは1年間が一般的だが、男女ともに妊娠率が下がる35歳以上は、半年ほどで専門外来を受診した方がいい。