サプリメントと正しく付き合うために意識するべきポイント
ただ、だからといってサプリメントを「怪しげなもの」とばっさり切り捨てるのは間違っています。先ほどお話ししたように効果を実感できる人がいるのは確かですし、自身の健康に対する生活習慣が定着するきっかけにもなるからです。
サプリメントを常用している人の多くは、「このサプリメントを飲んでからずっと調子がいい。中断すると調子が悪い。これには再現性がある」と感じています。そういう人たちにしてみれば、サプリメントは効果があるものという考えになり、長く続けるモチベーションになります。逆に「本当に効果があるのだろうか?」と半信半疑で飲んでいる人は、たまたま商品の到着が遅れたタイミングがあったり、飲み忘れるなどして途切れると、そのままやめてしまうケースがほとんどでしょう。そうなると、サプリメントは効かないという発想になるものです。
サプリメントはコツコツと長期にわたって続けることで、何らかのプラス効果を期待できるといえます。私の身近にも、抗酸化作用が認められているビタミンCとビタミンEのサプリメントを40年以上も取り続け、いまも若々しく活動的な86歳の男性がいます。コツコツと続けてきた結果、やっぱり飲んでよかったと感じているでしょう。