“コロナ明け”だからこそ注意したい健康トラブル<2>【性感染症】“彼女・彼一筋”でもリスクあり

公開日: 更新日:

「彼女・彼一筋」という人も、性感染症のリスクから逃れられない。

「性感染症は、自覚症状に乏しいものもあります。咽頭感染はまさにそうですし、性感染症の中で最も多いクラミジアは、無症状または軽症で本人が気づいていないことがあるのです」

 妊婦健診で、妻にクラミジア感染が判明。夫婦双方が「浮気をしていない」と主張--。どちらかが嘘をついていることももちろんあるが、そうではなく、過去の彼女・彼から感染し、無症状のため気付かずに至った、ということもあるのだ。

「『いつ、どこで、だれから』ではなく、『現在感染しているか』。一方が感染していれば、セックスパートナーも検査を。そうでないとピンポン感染を繰り返します」

 前述の通り、自覚症状だけに頼っていると感染を見逃すかもしれない。身に覚えがある人は別にして、交際相手(セックスパートナー)がかわったタイミングで性感染症の検査を受けることが望ましい。

 性器、咽頭のクラミジア・淋菌感染、HIV、梅毒、B型肝炎など、複数の性感染症を一度に、自宅で検査できるセット検査メニューもある。おおごとになる前に。

 コロナ禍では控えていたが、今年はキャンプ、バーベキュー、登山、ハイキングといったアウトドアを家族や友人と一緒に楽しみたいという人は多いに違いない。そんなせっかくのレジャーが台無しにならないように“毒虫”に気を付けたい。「巣鴨千石皮ふ科」(東京・豊島区)の小西真絢院長に聞いた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…