糖尿病ではプライベートゾーンにも合併症が…かゆみ、痛み、出血などトラブル続出

公開日: 更新日:

梅毒や淋病の感染リスクも

 男性の糖尿病で重度の場合は、この病気にも気をつけたい。

「包皮の先端部分を包皮輪と言いますが、重度の糖尿病患者さんのその部分が硬くなり柔軟性が失われ、縦に亀裂が入り出血することがあります。それが糖尿病性包皮炎です。若い小太りの包茎や仮性包茎の男性がなりやすく、糖尿病による末梢の血行障害が原因です。包皮輪の柔軟性がなく十分洗うことができないために、カンジダ性亀頭包皮炎や尖圭コンジローマなどを合併しやすいことが知られています」

 糖尿病による、こうしたプライベートゾーンの皮膚疾患の合併症が怖いのは、傷ついていたり防御機能が失われた状態の皮膚から、梅毒や淋病などの性感染症が感染する可能性があることだという。男性の場合、プライベートゾーンにおける糖尿病の合併症で多くの人がイメージするのはED(勃起障害)だろう。

「男性が正常な機能を発揮するには、海綿体に血液が流入するだけでなく、脳で感じた性的刺激を正しく伝え、海綿体に血液が流入する仕組みが正しく動かなければなりません。しかし、重度の糖尿病の男性患者は神経障害により、それができずにEDになってしまうのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が