著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

猛暑の中で労働を強いるのは合法? アメリカの厳しすぎる労働条件

公開日: 更新日:

 世界的に激烈な暑さが続く中、これまであまり話題にならなかった職場での暑さ対策が、大きな問題となっています。

 温暖化とエルニーニョによる異常高温で、アリゾナ州フェニックスでは最高気温が華氏110度(摂氏43度) を19日間連続で記録しました。

 このような暑さで最も大きな影響を受けるのは、建設業、農業など屋外で働く人たちです。ところが猛暑の中で労働を強いることは、米国ではほとんど合法。つまり労働者を暑さから守る法律が、ほとんどの州に存在しないという事実が報道され、驚きを与えています。

 アメリカではこうした法律は州ごとに異なりますが、ワシントンポスト紙によれば、熱中症から労働者を守る3つの要素、水、休息、そして日陰へのアクセスを保証する規則がある州は、わずか6つしかありません。

 例えば北西部のワシントン州では、雇用主は労働者の体調を注意深く観察し、温度が華氏90度(摂氏32度)に達した場合は2時間ごとに10分間、華氏100度(38度)で1時間ごとに15分間のクールダウンなどが、義務付けられています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出