旅行や出張する人は要注意!「スーパートコジラミ」の正しい対策はコレだ
「『漂う香りで、もう虫に刺されない』と思う人が多いが、そうではない。香りが残っていようが、塗られてない部分を虫は見つけて吸血します。ただ、塗り残しなしに全身完璧に塗る、というのは難しいですよね」
スーツケースはバスルームではなく、ジッパーを閉じて入り口付近に置く。開けっ放しにして眠りにつくのは絶対にNGだ。一晩中部屋を明るくして寝る必要もない。心配なら30分間だけ照明を消し、その後に点灯してトコジラミを探すという「うそ寝作戦」という方法も。
トコジラミは目視できる。潜む可能性がある場所は、寝具の隙間、柱の隙間、飾られている絵の裏側、カーテンなど。見つけたら、ティッシュなどをかぶせてつぶすなど処理を。
意外に知られていないが重要なのは、ベッドの上に衣類や書類を置かないということ。吸血したトコジラミの帰り道になり、そこに潜り込んでしまう可能性が大きい。
「全世界で繁殖しているトコジラミは、昔の駆除剤が効かない『スーパートコジラミ』。駆除には特別な薬剤が必要です。3LDKの家ならば駆除費用は10万円以上は必ずかかる。ネットなどで安い価格を提示している会社だと効果が一時的なこともあるので、『日本ペストコントロール協会』のホームページから近くの業者を探すのがいいかと思います」