著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

【呼吸器検査】3つの測定項目…喘息や気管支炎は「努力肺活量」が低く出る

公開日: 更新日:

・%肺活量:80%以上
・1秒率:70%以上

 %肺活量が基準値を下回ると、間質性肺炎が疑われます。肺を構成する肺胞の壁が厚くなるため、肺全体が膨らみにくくなります。初期には、自覚症状がほとんどありません。

 1秒率が基準値より低い場合は、気管が細くなって、空気が流れにくくなっている可能性があります。気管支喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)になり始めているのかもしれません。

 間質性肺炎は急に悪化して、命に関わることがあります。またCOPDを放っておくと、酸素ボンベのお世話になります。いずれも肺のCTを撮らないと診断がつきにくいので、異常を指摘されたら、まず呼吸器内科を受診するべきです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  2. 2

    協会肝いりゲームアプリ頓挫の“張本人”は小林浩美会長…計画性ゼロの見切り発車で現場大混乱

  3. 3

    巨人・田中将大 戻らぬ球威に焦りと不安…他球団スコアラー、評論家は厳しい指摘

  4. 4

    SixTONES新冠番組を潰しにかかるTBS日曜劇場の本気度 道枝駿佑、松本潤、目黒蓮が強力な"裏被り”連発

  5. 5

    長渕剛「理不尽と戦ってほしい」鹿児島の母校卒業生にエールも…元女優から新たな告発

  1. 6

    侍J井端監督が正捕手に据えたい大本命は…3月強化試合への招集は「打倒甲斐」のメッセージ

  2. 7

    「胎動」と「混迷」が交錯するシンドイ2年間

  3. 8

    吉幾三(5)「お前のせいで俺と新沼謙治の仕事が減った」

  4. 9

    長山藍子のおかげでわかった両眼のがんを極秘手術

  5. 10

    ニセコで横行する「海賊スキースクール」…中国系インストラクターやりたい放題で認定校とはイタチごっこ