【ギャンブル依存症】借金200万円…それでもパチンコ通いをやめられない
「依存症になるとお金を工面するためにウソをつくので、周りから愛想を尽かされ孤独になり、最終的に自殺する方も少なくありません。借金をするほどのめり込んでいれば依存症の可能性が高いので治療が必要です」
依存症になると遅延報酬障害によって「ギャンブルの負けはギャンブルで返す」といった考えに至る。そういった認知のゆがみを正す認知行動療法や、当事者が集まって体験談を話すミーティングを通して自分を見つめ直し、依存症からの脱却を目指す。ADHDが原因となっている場合には、脳内報酬系を刺激する薬物療法を約6カ月継続するとギャンブルへの関心が薄れるという。
「また、ギャンブル依存症の人は真面目で勤勉な人が多い印象があります。依存症治療は原因となるものから距離を置くのが重要なので、パチンコに充てていた時間にダブルワークに励むと強制的にパチンコから離れられ、借金返済の費用も貯まるのでおすすめです」
手遅れになる前に受診することだ。