とはいえ、われわれ一般人にその判断は難しい。
「以前、こんな患者さんがいました。鼻の下のホクロを取りたいということで、当院に来る前に、手術を行っていないクリニックで焼いて取ったのですが、またホクロが出てきた。もう一度繰り返したけれど、やっぱり治らない。そこで当院を紹介され、診てみたら基底細胞がんでした。そういうケースもまれにあるのです。見分けるためには、形成外科を受診するか、専門医のいる皮膚科にかかって診てもらった方がいいでしょう」(秋岡院長)
年をとってから大きいホクロができたら、自己判断せずに早めに受診したい。 (おわり)