年間22万人が摂食障害で受診…急増する「過食症」は薬で改善できる

公開日: 更新日:

 現在、日本では過食症に対する薬はない。心理療法のほか、過食に伴う「うつ」に対する薬の処方が一般的だ。ただ、大学病院における症状の改善率は5%以下と極めて低く、治療が難渋しやすい。ストレスケア日比谷クリニックでは、過食症の治療法を世界基準にするため、海外で認可されている薬の処方を行っている。

「厚労省の許可のもと、米国などで過食症に対して用いられる『フルオキセチン(商品名プロザック)』を輸入し、処方しています。過食の衝動を抑えるほか、気分の落ち込みを改善させる効果があります。当院で過去15年間で処方した2000例の症例では、症状の改善率が約85%であると分かりました。また、発症からの期間が6カ月であっても20年であっても、効果に差がないのがこの薬の特徴です」

 服用から約10日で効果が見られ始め、症状が改善され始めたら過食の予兆が見られた時だけ服用するなど、様子を見ながら徐々に飲む回数を調節する。現在、ストレスケア日比谷クリニックでの処方は自費診療で、価格は1カ月約2万円。既存の治療で効果がない場合は相談してみてはどうか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  4. 4

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 7

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  3. 8

    和田アキ子戦々恐々…カンニング竹山が「ご意見番」下剋上

  4. 9

    紀香&愛之助に生島ヒロシが助言 夫婦円満の秘訣は下半身

  5. 10

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係