朝活で増える朝外食…喫茶店の「モーニング」の不足栄養素の補い方

公開日: 更新日:

 野菜はサラダとして生で取ればいいと考えている人も多いが、ただ生で食べるだけではもったいない。野菜の栄養成分は細胞壁内にあるため、生で食べるときはよく噛んだり、細かく刻むなどして細胞壁を破壊し、細胞中の栄養分を出すようにしておかないと、効率良く吸収できない。

「2024年3月に発表された早大の研究では、野菜(キャベツ)を『咀嚼して食べるとき』と『咀嚼せず食べるとき』の食後における代謝に対する影響を調べたところ、噛むことで食後の血糖値を下げるホルモンであるインスリンがしっかり分泌され、インスリンの分泌を促すインクレチンが食後の初期段階で刺激されることがわかりました。インスリンは体内時計をリセットするホルモンのひとつでもあるので、野菜を生で食べるときは時間をかけて、よく噛んで食べることが大切です」

■手作りの味噌汁をストック

 野菜にも食べ合わせの良い食材があることも知っておきたい。

「近年注目されているのが、ヨーグルトの製造過程で乳酸菌が産生する、ねばねば物質(EPS)です。昨年の論文によると、ヨーグルトと野菜を一緒に取ることでEPSの働きにより、栄養の吸収率がβカロテンは1.8倍、リコペンは6.5倍アップしたとの報告もあります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    泉ピン子が終活をやめたワケ「渡る世間は(水原)一平ばかり!」スペシャルインタビュー

  3. 3

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  4. 4

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在

  5. 5

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  1. 6

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  2. 7

    イスラエルにあなたの年金が流れていく…厚労省「ジェノサイド加担投資」引き揚げ“断固拒否”の不可解

  3. 8

    坂本花織の世界選手権66年ぶり4連覇に立ちはだかる…国際スケート連盟の「反トランプ感情」

  4. 9

    カーリング日本女子が到底真似できない中国の「トンデモ強化策」…世界選手権では明暗クッキリ

  5. 10

    公表された重点施策で露呈…JR東海の株価低迷と時代遅れの収益構造