がん放射線治療ウソホント(4)治療後は胸が1カップしぼんだ

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 私が治療した国立成育医療研究センターでは広々とした部屋の中央に放射線の機械が設置されており、その下に設置されたベッドに寝て治療を受ける。閉塞感はゼロだ。

「全国の9割の病院が同じようなタイプの放射線治療機器を使っていると思いますが、まれにCTのようなドーム型の機械を使っている病院もあります。閉所恐怖症で治療に不安がある人は、先にどんな機械を使っているのかを病院に聞いてみるといいかもしれません」

 治療後は胸が少ししぼんだ。ブラジャーでいえば1カップぐらい小さくなったかなという気がしている。

「原因としては皮下の炎症や乳腺組織の減少などがあると考えられています。ただ、放射線治療後に乳房が小さくなるかどうかは、人によって大きく異なります」

 事前に放射線肺臓炎のリスクについても説明を受けた。

「乳がんの放射線治療を受けた患者さんの100人に5人くらいの割合で発症することがある。治療が終わって数カ月してから現れますので、息切れや乾いた咳などを自覚したら、病院へ。必ず放射線治療を受けたことを伝えてください」

 風邪だと自己判断することは禁物だ。=おわり

 (フリーライター・源祥子)

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