【米ぬか玄米カイロ】気持ち良いと感じる温かさが持続
ソーシャルプロダクツ・アワード2024
いまや日本を代表する米の銘柄として世界的にも知られるコシヒカリ。そのふるさとである新潟県で、米ぬかと玄米を使った「米ぬか玄米カイロ」の製造販売を手掛けるのが「accos」だ。
「もともとウェブデザイナーの仕事をしていた時に、インドネシア人の夫と結婚して5年間日本を離れていたんですけど、家族で日本に帰ってみたら、パティシエだった双子の妹が結婚を機に仕事を辞めて靴下や帽子みたいなベビー小物を縫製加工する会社を立ち上げていたんです」(商品開発を担当する行方理智子さん)
ただ、会社といっても、自宅で小さな子どもの面倒を見ながら、内職のようにミシンをひたむきに踏む疲れ果てた妹の姿がそこにあったという。
「直後にコロナも始まってマスクも1000枚とか2000枚とか作るようになっていて、見ててすごく大変そうだなって思っていたら、一緒にやろうって誘われたのがきっかけです。子どもたちのために頑張る気持ちは私も一緒ですし、それに父が3年前にがんで亡くなってるんですけど、井戸を掘る会社をしていて、常々家業は継がなくてもいいから、自分がやりたいことをやってみろって言っていた言葉も背中を押してくれました」