わが子の「靴」を選ぶ…注意すべきポイントは?
とりわけ1歳半~3歳の時期に、「歩くのを嫌がる」「外出先で頻繁に抱っこをせがむ」「転ぶ」ようであれば、靴が足に合っていないサインかもしれません。靴がフィットしているか把握するためにも、3歳までは3カ月ごと、6歳までは4カ月ごと、7歳以降は半年ごとのこまめな点検を心がけてください。
足病の予防には、靴の履き方も重要です。マジックテープタイプのスニーカーであれば、①ベルトを外して履き口を大きく開き足を入れる。②かかとを地面に軽くトントンと打ち付けたら、ベロを引き上げて足をしっかりと収める。③足の甲の両側を中央に寄せ集めたら、ベルトを引っ張って強く留める。
靴紐タイプでは、靴を脱ぐ際にあらかじめ紐を緩くほどいておき、①かかとを踏まないよう履き口とベロを大きく開いて足を入れる。②かかとを地面にトントンと打ち付ける。③つま先側から紐を引っ張り、足首は緩まないようしっかりと締め付ける。
忙しい日々の生活の中でつい、お子さんに対して「早く履きなさい!」と口にしてしまう場面は少なくありません。小児期の靴の正しい着脱動作は生涯にわたる習慣になり、将来的な足病予防につながります。“きちんと履く”ことをサポートしてあげましょう。