足<下>正しい靴を選ぶ4つのポイントと足のメンテ術 足の総合病院院長が指南
足の健康を守るには、靴選びも重要になる。自分の足に正しくフィットするサイズを選ぶことは何より大切だが、大人になってから足のサイズを測定したことがある人は、ほとんどいないのではないか。「自分はいつも26センチ」と決めつけずに、あらためて現在の正確なサイズを測ってみよう。その上で実際に靴を試し履きしたときに、重要になるポイントがある。国内初の足の総合病院「下北沢病院」(東京都世田谷区)の菊池守院長に聞いた。
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「まずは、しっかりとホールドされて靴の中で足がズレないことです。つま先部分の遊び(余裕)は1~1.5センチ程度。親指を軽く曲げられるサイズが理想です。ただし、メーカーやデザイン、素材によっても締め付け感は変わるので、複数のサイズを試すことです。試着して歩いてみたときに、甲の部分とかかとの部分がしっかりホールドされている感覚が得られるのが適正サイズです」
■靴底
靴底が硬すぎると足が地面に着地する際、その衝撃を十分に吸収することができず、膝や足首に余計な負荷がかかってしまう。足の健康を優先するなら、ゴム底のスニーカーがベスト。しかし、スーツに合わせるとなると、そういうわけにもいかない。