思春期の子供の不登校の原因は「起立性調節障害」かもしれない
「ODは“かかる病気”である一方で“なる病気”でもあります。例えば、最初は慢性的な睡眠不足で朝起きられなかったのが、遅刻が続いて学校を休むようになり、昼夜逆転の生活になる。不登校による心理的ストレス、学校の勉強が遅れていく不安などが蓄積されることで、さらなる自律神経の乱れが生じ、身体症状も悪化する」
だから、ODは不登校の原因になりやすく、不登校はODを起こしやすい。親としては、適切な支援を受けられる場につながれるよう動くべきだ。子どもの病気に対し、身体・心理・社会的側面からアプローチできる専門家を探す場合、「子どものこころ専門医機構」HPの専門医一覧、「日本小児心身医学会」HPの認定医名簿を参考にするといい。