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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

首相ゼロが開成高唯一の悩み…“群れたがる”御三家の連帯感

公開日: 更新日:

「中学に入学したばかりの新入生と、高校から入った新入生が全員、応援に駆り出されるのです。指導するのは高校3年で構成される応援団。校歌とボートレース応援歌を叩き込まれ、生徒の間に強い連帯感が芽生えるのです」(学校関係者)

 ちなみに、附属対開成の19年までの戦績は45勝46敗で開成がひとつ負け越している。「昨年までまったくの五分で拮抗していたのですが、今年は高3と高2の混成チームということもあり、準備が遅れ負けてしまった」と学校関係者は残念がる。

 前出OBは「棒倒しや附属対開成の応援などで培った連帯感は卒業してからもずっと続き、何かあればすぐに集まる。やたら群れたがる集団なのです」と笑う。もし、岸田首相誕生ということにでもなれば、あちこちで開成の卒業生たちのお祭り騒ぎが見られるに違いない。(敬称略)

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