「専門職大学」の学生が就職に強い理由 親も企業も注目する学校の可能性
【Q】在学中に企業させる狙いは?
全学生が起業に挑戦しているのは、アントレプレナーシップ(起業家精神)を養うためです。新しいビジネスにチャレンジし、時には失敗も経験する。そういう実践を通じて、課題発見力や解決力、チームワーク力など、これからの時代に求められる能力を磨くことができます。
アイデアを形にしていくプロセスは、正解のない難題に果敢に挑んでいく姿勢を学ぶ格好の機会でもあります。「失敗大学」を標榜しているのもそのためです。学生時代の失敗は社会に出てから成功するための糧になる。チャレンジし、失敗を恐れずに学び続ける。そんなたくましい人材を育てたいという思いを込めています。
【Q】企業は卒業後のキャリアに役立つ?
iUの初めての卒業生の進路を見ると、約8%がそのまま起業を選択しました。一方で就職者も約80%います。起業という実践の中で磨いた力が、新卒採用でも高く評価されているのだと思います。最後の1年間、インターンシップで長期職場体験できるのも大きいですね。そのまま内定をもらう学生も数多くいます。そういう意味では、就職に強い大学とも言えるでしょう。