小泉進次郎氏「自民党総裁選3位」転落に焦り…「解雇規制緩和」事実上“撤回”の自業自得
加えて、進次郎氏にとって頭が痛いのは森元首相の存在だ。森元首相は16日の「北國新聞」のインタビューに登場し、〈党の代表としては進次郎さんが一番いい〉と発言。古い政治の象徴といえる森元首相のバックアップが明るみに出たことで「進次郎さんへのマイナスは確実」(自民党ベテラン)。
さすがに本人は焦りを募らせているようだ。進次郎氏は16日のネット討論会で、小林鷹之前経済安保相(49)の主張に対し「小林さんと全く同じ」などと同調しまくり。これが、多くの議員票を固めた小林氏へのすり寄りとみられているのだ。
「進次郎さんは決選投票に残り、石破さんか高市さんとの一騎打ちを想定しているはずです。その際、比重が大きくなる議員票を持つ小林さんの存在はカギになる。取り込みを図っているのでしょう」(自民党関係者)
討論を重ねるたびにボロが出る進次郎氏を支えるために、陣営は必死にテコ入れを始めている。
17日に出馬を断念した斎藤健経産相が進次郎氏支援に回ると表明。他に、岸田首相側近の木原誠二幹事長代理ら政策通が陣営入りしている。生煮えの政策を練り直すつもりのようだ。しかし、今から間に合うのか。付け焼き刃だと、さらにボロを出すことになってもおかしくない。