石破首相はもはや「女性の敵」…選択的夫婦別姓もジェンダーギャップもブレブレ持論ねじ曲げ
「内助の功」にも疑い持たず
新内閣には初入閣組が13人もいるのに、女性閣僚は2人のみ。前政権の過去最多タイ5人からガタ減りだ。総裁選の政策集で石破氏は〈先進国中最下位に甘んじている我が国の女性活躍の指標(=ジェンダー・ギャップ指数)の迅速かつ大幅な改善を図ります〉と掲げ、意思決定の場への女性参画の重要性をうたっていた。ここでも変節漢の顔がのぞく。
そもそも、石破首相は地元の政治活動を妻に任せきり。ファーストレディーの佳子さんは慶大卒の才媛で石破首相の同級生。「内助の功」と言えば聞こえはいいが、旧態依然の「代議士の妻」だ。
「石破氏が男尊女卑だとは言わないまでも、家父長制に由来した男性優位の考えをうかがわせます。内助の功に頼る関係が令和の世にふさわしいのか。国会議員の夫を妻が支えるのは当然、と疑うこともないのでしょう。時代遅れの昭和のにおいがプンプン漂います」(高千穂大教授・五野井郁夫氏=国際政治学)
持論をねじ曲げ、早期解散で党利党略を優先させても、女性票を逃せば石破政権はもたない。