文書作成における「数字の表記」「頭語と結語」「時候の挨拶」を知っておく
2. 熟語、慣用表現、ことわざ
「四捨五入」「心機一転」「一か八か」「二つとない」など、語句の一部に数字が含まれている場合も漢数字を用います。
3. およその数を表す場合など
「数百万円」「数十年前」「数百名」など、概数を表すときは漢数字を使います。また、桁が大きくなると「10億円」「100兆円」など、場面に応じて漢数字と算用数字を組み合わせることもあります。
次に、「頭語と結語」「時候の挨拶」など、社外文書特有の決まり事や、よく使う表現をみていきましょう。
(1)頭語と結語
正式な手紙やビジネス文書で用いられる書き出しと結びの言葉を指し、基本的にセットで使用します。ビジネス文書では「拝啓ー敬具」が一般的ですが、より改まった文書では「謹啓ー敬白」を使います。
別表は、よく使われる頭語と結語の組み合わせです。文書の内容に合わせて、適切に使い分けましょう。
取引先が災害に遭ったり、担当者が病気になった場合などに書く見舞状では、時候の挨拶は省略します。この場合、頭語の「急啓」の後にお見舞いの言葉を記し、最後は「草々」で締めくくります。