「ニトリ」にも消費者庁が措置命令…ダイエット民を惑わせた“糖質カット炊飯器”のまやかし
《すべての銘柄で、「通常炊飯」より「糖質カット炊飯」のごはんの方が糖質の割合は低かったものの、5銘柄中4銘柄で、広告等でうたわれていた糖質の低減率を満たさないと考えられ、これらは景品表示法上問題となるおそれがあると考えられました》
《同じ量の米から炊いたごはんでは、「通常炊飯」よりも「糖質カット炊飯」のごはんの方が約1~3割、重量が重かったものの、含まれる糖質(でん粉)の総量に大きな差はみられませんでした》
そして、「消費者へのアドバイス」として、「糖質を低減できるとうたった電気炊飯器で炊飯した場合、同じ量の米から炊いたごはんに含まれる糖質の総量は通常の炊飯の場合と大きな差はみられません。使用する際は、食べるごはんの量に注意するようにしましょう。糖質を低減できるとうたった電気炊飯器で炊飯したごはんに含まれる糖質の量を確認することは困難です」と締めくくっている。
糖質カット炊飯器を試した結果が「食べるごはんの量に注意するように」とは、ダイエットを意識した消費者にとっては身もふたもない話だろうが、そういう商品だったわけだ。