がっくりの塩谷立氏に《男だろ!》の声…裏金問題の再審査請求却下で「離党or除名」選挙も弱い

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 再審査が退けられた以上、塩谷氏に残された道は「離党」か「除名」の2つ。選挙に弱いとされる塩谷氏にとっては、どちらを選んでも引退必至だ。そのため、裏金事件について全てを明かすよう、《男だろ!》との意見が出ているようだ。一方、過去の国会会議録を検索すると、塩谷氏自身も「政治家の責任」については一家言あるようで、度々、言及する発言が出てくる。

■過去の国会答弁では「政治は信頼と説明責任が大事」と

「政治には理想と情熱と行動力が不可欠であり、最後の結果が出るまで責任を持たなければなりません」(1994年3月24日の衆院本会議)

「成果は政治家がひとり占め、失敗はすべて官僚の責任、これが民主党の唱える政治主導なのでしょうか。我々自由民主党は、政治家が最終責任をとることが政治主導だと認識しております」(2010年11月15日の衆院本会議)

「国の最高権力者たる総理が、国政、外交上の重要問題や危機管理にかかわる問題について、法に触れなければいいなどと全く無責任な発言を繰り返していることは、まことに嘆かわしいことです。国民は、倫理観、責任感、使命感が決定的に欠如している総理に、我が国のかじ取りを任せることなどできるわけがありません。秘書や後援会の幹部の逮捕、そして議員自身の起訴、さらには女性スキャンダルなどなど(略)次から次へと起こった数々の政治疑惑に、逃げるばかりで何の自浄努力も説明責任も果たさず、しかも国民の命を守る自覚のない、全く無責任な総理、与党幹部、大臣、そして当該議員の即時辞職を求め」(2010年4月8日の衆院本会議)

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