パパ活女子に警察官の制服をチラ見せし…58歳叩き上げ警視正の“タダやり”手口と余罪

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 手続きが終わると、『じゃあ、交渉しようや。エッチさせてくれたら、身内や職場には言わない。今日のことは上と掛け合って厳重注意にしてあげるから』と言って、女性に襲いかかった。女性は相手が警察官で、始末書に署名までさせられ、抵抗できないまま、肉体をもてあそばれた。岩本は女性に『このことは誰にも言わないように』と口止めし、パパ活代を払わず、近くまで車で送り届けた。その後、岩本からの連絡は一切なかった」(捜査事情通)

■自宅には複数の始末書

 岩本容疑者は同様の手口で20代女性に性的暴行を加えたとして、すでに11月7日に逮捕されており28日付で指導部付となっている。調べに対し、「誘拐や性交などはしていない」と容疑を否認している。

 岩本容疑者は家族を地元岡山市に残し、警察庁の広島市の官舎で単身生活中だった。自宅からは同様の始末書が5枚以上見つかっており、警察はさらに余罪があるとみて調べを進めている。

 高卒後の1984年、岡山県警入りした岩本容疑者は岡山中央署副署長、玉島署長、生活安全企画課長を歴任するなど叩き上げの出世頭。生活安全企画課ではパパ活案件を扱っていた。今年3月、警視正に昇格して警察庁に移り、警察学校を管轄する中国四国管区警察局に出向し、指導部トップの指導部長を務めていた。

 地元紙によると、岩本容疑者は2021年、玉島署長に就任した際、初訓示で「小さな話の中に隠れている困り事を見極めて、本当の解決につなげよう」と署員に呼び掛けていたという。

 パパ活女子の困り事につけ込んで、悪事を繰り返していたようだ。

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