選手もビックリ 西武・伊原新監督を支える「新体制」の面々
「え? 袴田さんってロッテの? 清川さんも?冗談でしょ? え、本当!?」
選手のひとりもこう言って目を白黒させた。
22日に就任が発表された西武の伊原春樹新監督(64)。11年ぶりに古巣復帰した会見では「選手を教育し、しつけて優勝を狙う」と、“伊原節”全開。しかし、報道陣はおろか選手も首をかしげたのが、コーチ人事だ。
新たに就任した一軍コーチは3人。チーフ兼バッテリーコーチに、昨季までロッテのコーチだった袴田英利氏(58)。投手コーチに広島、オリックスで指導者だった清川栄治氏(52)。宮地打撃コーチは二軍守備走塁コーチから配置転換だ。
袴田コーチと清川コーチはこれまで西武とは無縁の人物。伊原監督との関係もイマイチ不明だ。ある球団関係者は「球団人事なのは間違いない」とこう話す。
「袴田コーチは居郷球団社長と法政大学野球部では同じ釜のメシを食った仲。居郷社長は法大で主将を務めるなど、当時の野球部人脈はいまだに健在というところでしょう。清川コーチは選手としてもコーチとしても広島で長く活躍。同県出身の伊原監督とは気脈が通じると球団が判断したのではないか。袴田コーチは伊原監督と同じスポーツ紙で連載をしていたので、縁がないこともない」