41歳・日本ハム稲葉「衰えは感じる」「指導者にはなりたい」
打率.203、3本塁打。昨季はレギュラー定着後、最低の成績に終わった。「兼任打撃コーチ」の肩書を外し、選手に専念することになった今季。現役として正念場を迎える41歳に、これまでとこれからを聞いた。
■軽く考えすぎていた「兼任コーチ」
――おはようございます。キャンプでの調整は順調ですか。
「おはよう。まだ本調子じゃないところはあるね」
――今季は選手に専念できる環境になりました。
「『兼任コーチ』というものをちょっと軽く考えすぎていたかな。それに気づけた1年だった。教えながら結果を出すことの難しさを知った」
――昨年の不振は、その「兼任コーチ」という立場が原因ですか。
「それは言い訳になる。純粋に自分の力がなかっただけ。今までできていたことが、だんだんできなくなってきているのは感じてたしね」
――選手専任は自分から申し出たんですか。