「独りが好き」 球界のモテ男・片岡が語る巨人の重圧と結婚観
――楽天とオリックスからも声が掛かった。条件も良かったようですが、なぜ巨人を選んだのですか? ファンだったから?
「巨人は子供の頃からよく見ていましたが、ファンとは違う。他のチームより知っている選手がいただけで。いろんな方に相談して迷いました。じゃあ、何をしにいくかと考えた時、西武でずっとレギュラーで使ってもらって、渡辺(前)監督が来た時に『寛容力』って本を出されたくらいですから、結構ノビノビさせてもらって、楽しく、怒られることもなく、そういう野球が続いていた。その中で自分が甘えていると、ここ何年か感じていた。このままじゃいかんなという思いでいたんです。自分が悪いんですけど、このままでいいのかなあと。厳しい環境に身を置いた方が自分にとってプラスになると思ったのがひとつです」
■「プレッシャーを感じて寝られない」
――甘えていたとは?ここ2、3年は故障が多く、成績も良くなかった。
「毎年必死にやっていたんで、数字的な部分ではなくて、ちょっとどこか痛いとか、この練習やりませんとか、ムリすんなよとか言われる環境ですかね。ムリしないのも大事なことかもしれませんけど、ちょっと言えば何とかなるじゃないですけど、自分の驕(おご)りですよね。そういうのが良くないなと思っていたんで」