白鵬ついに黒星 相撲ファンが渇望していたのは「負ける横綱」

公開日: 更新日:

 そもそも、最初から結果がわかっているスポーツなんて面白くも何ともない。双葉山の69連勝は戦時中。国民も「負けない英雄」を渇望していた時代だ。優勝回数歴代最多の32回を誇る大鵬(故人)、31回の千代の富士(現九重親方)の時はライバルと呼べる横綱と切磋琢磨していた。白鵬の場合は本来ライバルになるべき横綱が子分になっているのだから、どんなに優勝を重ねてもデキレースにしか見えない。

 これで1敗力士が白鵬と琴奨菊、2敗に鶴竜豪栄道高安となった名古屋場所。この日は新進気鋭の遠藤が6勝目(5敗)を挙げたものの、いまや好角家が期待しているのは白鵬の黒星だけだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭