選手、関係者拍子抜け…アギーレ監督 合宿初日はまるで別人
■外国人監督が初日に「自分のカラー」を出さないのは異例
さらに森氏は「体幹トレーニングの際、早川コンディショニングコーチに全面的に委ねていたシーンが目を引いた」と前置きしながら続ける。
「歴代外国人監督のオフト、ファルカン、トルシエ、ジーコ、オシム、ザッケローニは、合宿初日から《自分のカラー》を出そうとしていた。しかし、アギーレは、あえて口出しはしないというスタイルを通した。中でも早川さんへの立ち居振る舞いは、アギーレが、サッカー協会幹部に《日本の社会、文化、日本人スタッフに敬意を表して仕事を進める》と話していた通りだった。従来の外国人代表監督とは、ひと味違うイメージを強く持ちました」
アギーレは練習後、会見に応じて「明日から全員が集まる。練習の負荷も上げるし、私の規律を伝えたい。2、3日の練習では、ひとつのチームを作るのは難しい。しかし、サッカーとは戦うもの。戦う姿勢は求めていく」とコメントした。
合宿2日目以降、アギーレはいつ鬼軍曹になるのか? それはそれで楽しみではある――。