横審も「態度悪い」と批判 横綱白鵬なぜ“裸の王様”と化した?
相撲ファンの松野弘氏(東京農大客員教授)は、「白鵬は、双葉山に大鵬、天皇陛下などの話を持ち出せば日本人が喜ぶと思っているのでしょう。誰かがいろいろと教えているのではないか。モンゴルの力士が厳しい生活を乗り越え相撲をとっているのは金儲けのため。品格などを求めてもしょうがないと思って相撲を見ています」と厳しい。
優勝インタビューで述べた「天皇陛下に感謝」の気持ちもどこまで本心なのか、はなはだ疑問だ。今年の夏場所では優勝したにもかかわらず、口をつぐんで君が代斉唱を拒否している。手のひら返しとはこのことだ。
今回の優勝インタビューでは大鵬を「角界のお父さん」と言っていたが、かつて輪島の優勝回数14回に近づいた時の「角界のお父さん」は輪島だった。さらに双葉山の69連勝に挑戦中の時は、「今の心境は私と双葉山関にしかわからない」と豪語。「なぜ、国技館に双葉山関の銅像がないのか」と息巻いていた。それが連勝記録が途絶えた後は、その名を口にすることはほとんどない。優勝回数24回の北の湖や31回の千代の富士の記録に近づいた時も「尊敬する力士」と持ち上げ、記録を塗り替えたら見向きもしない。