侍J台湾戦で大暴れ 中日主将・平田良介に他球団が熱視線
5、6の両日に行われた侍ジャパンの台湾との強化試合。直前になって嶋(31=楽天)が3日の西武戦の守備の際に左手を負傷したことで辞退が発表されるなど、寂しい試合になったが、その中で、各球団の編成担当は平田良介(27=中日)に注目したという。パ球団の編成担当が言う。
「走攻守の総合力が高く、小久保監督が評価したように、12球団で右の外野手は手薄なこともある。昨年、規定打席に到達した日本人選手は平田に加え、内川(ソフトバンク)、清田(ロッテ)、長野(巨人)、松井稼(楽天=両打ち)の5人だけだったからね」
3日の広島戦で本塁打を放つなど順調に調整を進め、スタメン起用された5日は2点適時打、途中出場した昨6日は九回に走者一掃の3点適時三塁打の大活躍。
小久保代表監督がキャンプ視察の際に「右の外野手では1番手」と評価した竜の主将は順調にいけば今オフ、国内FA権(8年)を取得する。
05年高校生ドラフト1位で入団し、昨年はチームの規定打席到達者の中ではトップの打率・283、13本塁打をマーク。チームの中心選手に成長したが、契約更改では一昨年、昨年と2年連続で保留している。