規則曲解 プロの“ローカルルールの乱れ”にアマチュア混乱

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 TV中継を見たアマチュアがサブグリーンのボールをどうしたらいいのか、混乱するのは当たり前だ。

 評論家の宮崎紘一氏がこう言う。

「本来ならゴルファーの手本とならなければいけないプロが、間違ったローカルルールをさもゼネラルルールであるかのように堂々とプレーしていれば、アマチュアはそれが正しいと勘違いしてしまいます。その影響力は計り知れません。日本におけるゴルフの統括団体であるJGA(日本ゴルフ協会)が主催する日本オープン、日本女子オープンでは3年前からサブグリーンから無罰でドロップして救済されるようになったが、それも『流動的、いつもそうするとは限らない』というスタンスです。今さら権威ある団体が、恥ずかしくて間違いを認められないということです」

 全国のゴルフ場も大迷惑している。スコアカードの裏面に、わざわざローカルルールでグリーン上からボールを打たないよう明記してあるのも、その弊害のひとつだ。プロがゼネラルルールを守り、試合でグリーン外にドロップして打っていれば、わざわざそんなことを書く必要はないのだ。

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