来季安泰は菅野と坂本のみ 巨人が“選手総取り換え”大号令

公開日: 更新日:

「FAで目をつけている岸(31=西武)は楽天、山口(29=DeNA)はメジャー志向とされていて苦戦必至。となると、ドラフトが重要になる。昨年1位の桜井がわずか1試合の登板で未勝利に終わったこともV逸の要因の一つだけに、今年こそ失敗はできない。CSの敗退を受け、より即戦力が求められるでしょう」

 前出の6人の中でも、田中、佐々木、柳の大学ビッグ3、高校生では今井の4人が優先されるもようだ。

 力不足なのはあくまで選手。首脳陣はよくやっているというのが球団や親会社トップの評価だから、コーチ人事はほとんど無風という。「打撃部門のコーチのテコ入れはあるかもしれませんけど、たった1年で高橋監督以下の首脳陣に大なたを振るうことはしないでしょう。そもそも高橋監督には半ば強引にユニホームを脱がせて指揮を執らせているわけですから」とはさる巨人OBだ。

 もっとも高橋監督、来年も同様に配慮してもらえる保証はない。来季が3年契約の2年目とはいえ、1次政権時の原監督も堀内監督も2年目のオフにあっさりクビを切られた。そもそも契約年数なんてアテにならないうえ、今オフはこれまで以上に山ほどカネをつぎ込んで選手を補強する方針だ。フロントのメンツにかけても、勝てる陣容を整えるに違いない。それで結果が出なければ、さすがにハンドリングが問われる。来季も勝てなければ、まさしく「自分の責任」になる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…